Dockerコンテナ(ubuntu)にoracle-java8をインストールする
2016/1/29現在では、Ubuntuにapt-getでoracle-java8を単純にインストールすることができないようです。この記事では、Dockerコンテナ(ubuntu:latest)にoracle-java8をインストールして、最低限の動作確認としてバージョン情報を表示してみます。Dockerはあまり関係なく、本質はUbuntuにoracle-java8をインストールすることですけど。
前提
- Windowsを前提で説明しますが、OS Xでもほぼ同様の手順になるはずです。Linuxの場合、Dockerホストを構築する手順が異なります。
- VirtualBox
- Windows、またはOS Xの場合。
cinst virtualbox
(Windowsの場合)、brew install virtualbox
(OS Xの場合)などでインストール可能です。
- Docker Machine
- Windows、またはOS Xの場合。LinuxはDockerホスト構築が必要ないため、不要。
cinst docker-machine
(Windowsの場合)、brew install docker-machine
(OS Xの場合)などでインストール可能です。
- Docker Engine
- Linuxの場合。
Dockerホストを構築
Windowsでは単純にDockerを使用することができないため、Docker MachineでVirtualBox上にDockerホストを構築します。
$ docker-machine create --driver virtualbox test
Dockerホストにsshログインします。
$ docker-machine ssh test
Dockerイメージを構築
Dockerホスト内で、Dockerfileをダウンロードします。このDockerfileは、ubuntu:latestをベースイメージとしてoracle-java8をインストールします。
$ git clone https://github.com/u6k/ubuntu-oracle-java8.git
Dockerイメージを構築します。かなり時間がかかります。
$ docker build -t u6k/ubuntu-oracle-java8 .
イメージ一覧を表示して、構築したイメージが含まれていることを確認します。
$ docker images
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED VIRTUAL SIZE
u6k/ubuntu-oracle-java8 latest 2008f3ea987b 24 hours ago 815.6 MB
ubuntu latest 6cc0fc2a5ee3 8 days ago 187.9 MB
Dockerコンテナを実行
構築したイメージを実行します。成功すると、Javaバージョン情報が表示されます。
$ docker run u6k/ubuntu-oracle-java8
java version "1.8.0_72"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_72-b15)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.72-b15, mixed mode)
おわりに
作成したソースコードは、次のリポジトリにあります。