Redmineをwar化 (1) とりあえずRedmine+JRubyを動かす
Redmineのセットアップは面倒! でも、JRubyでwarblerを使うとwar化できる! というわけで、Redmineを簡単セットアップできるように、war化したいと思います。とりあえずJRuby+Redmineを動作させます。
前提
以下の環境で作業しました。
- Windows 7 64bit
- Java SDK 1.6.0_34
- SDKじゃなくてもいいはず。
- JRuby 1.7.0 RC 2
作業手順
基本的にはRedmine 2.1を[CentOS 6.3にインストールする手順 | Redmine.JP Blog](http://blog.redmine.jp/articles/redmine-2_1-installation_centos/)に沿って進めます。ただし、Linux特有の手順や不必要な手順は実施しません。 |
bundlerをインストール
Redmineが使用するGemを一括インストールするためのツール、bundlerをインストールします。
>jgem install bundler --no-rdoc --no-ri
Redmineをダウンロード、展開
RedmineをRubyForge: Redmine: ファイルリストからダウンロードします。
ダウンロードしたredmine-2.1.2.zip
を展開します。以降、Redmineを展開したフォルダを%REDMINE_HOME%
と表記します。
Redmineを設定
データベース接続を設定
今回は簡単セットアップを意識して、データベースはSQLite3を使用します。%REDMINE_HOME%\config\database.yml
を以下のように作成します。
production:
adapter: sqlite3
database: db/production.sqlite3
メールサーバー接続を設定
とりあえずメールサーバーを使用しない設定とします。%REDMINE_HOME%\config\configuration.yml
を以下のように作成します。
production:
添付ファイルのアップロード先フォルダなどその他の設定もデフォルトとします。
Gemパッケージをインストール
bundlerを使用してGemパッケージをインストールします。%REDMINE_HOME%
で以下のコマンドを実行します。
>bundle install --without development test postgresql mysql
今回はデータベースにSQLiteを使用するため、--without
にmysql
を指定しています。
Redmineの初期設定、およびデータベースのテーブルを作成
セッションデータ暗号化用鍵の生成と、データベースのテーブルの作成を行います。%REDMINE_HOME%
で以下のコマンドを実行します。
>rake generate_secret_token
>SET RAILS_ENV=production
>rake db:migrate
以上で設定は完了です。
いよいよRedmineを起動
%REDMINE_HOME%
で以下のコマンドを実行します。
>jruby script/rails server webrick -e production
正しく起動できたら、以下のように表示されます。
>jruby script/rails server webrick -e production
=> Booting WEBrick
=> Rails 3.2.8 application starting in production on http://0.0.0.0:3000
=> Call with -d to detach
=> Ctrl-C to shutdown server
D:/temp/redmine/lib/redmine.rb:26 warning: already initialized constant FCSV
[2012-10-11 18:46:17] INFO WEBrick 1.3.1
[2012-10-11 18:46:17] INFO ruby 1.9.3 (2012-10-09) [java]
[2012-10-11 18:46:17] INFO WEBrick::HTTPServer#start: pid=27448 port=3000
ちゃんと表示されました! この後、ユーザー作成、チケット作成、ファイルアップロードを行いましたが、ちゃんと動作しました! Yeah!
今回はとりあえずここまで。